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『不動産フォーラム21』 今月の表紙

(公財)不動産流通推進センター(旧 不動産流通近代化センター)編集・発行(発売:(株)大成出版社)の月刊誌『不動産フォーラム21』では、2009年1月号より、表紙及び表紙裏において、特徴のある都市開発プロジェクトを取り上げています。ここでは、その内容を転載するとともに、付加情報も盛り込んでご紹介します。

2009年1月号 2009年2月号 2009年3月号 2009年4月号
2009年5月号 2009年6月号 2009年7月号 2009年8月号
2009年9月号 2009年10月号 2009年11月号 2009年12月号
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 『不動産フォーラム21』最新号の内容は…
  ((公財)不動産流通推進センターのウェブサイトへ)

2009年1月号 赤坂インターシティ・ホーマットバイカウント

『不動産フォーラム21』2009年1月号表紙

江戸時代に武家屋敷が集められたことから発展したという赤坂は、その名が示すように坂の街だ。起伏に富んだ複雑な地形に、数えきれないほどの坂がクモの巣状につながっている。坂の一つ、榎坂にある赤坂インターシティ・ホーマットバイカウントは、2005年度のグッドデザイン賞を受賞したとあって、超高層ビルが競い合うように建つこの地域にあっても、黄土色のテラコッタのルーバーがひときわ異彩を放ち、見る者に新鮮な驚きを与える。
この地区で再開発の機運が盛り上がってきたのは平成9年頃、地下鉄銀座線・南北線溜池山王駅へ約300mの距離にあり、東にアメリカ大使館、西南はアークヒルズに囲まれた当地のポテンシャルは高く、港区の「街づくりマスタープラン」において「住商共存する都市型住宅の確保を図る地域」とされ、周辺と一体化した計画的な開発が望まれていた。
採用されたのは、当時の建設省から示されたばかりの敷地整序型土地区画整理事業※)であった。一定の基盤整備がなされた既成市街地であれば、従来の区画整理事業と異なり、比較的軽易な公共施設整備で済み、何より都市計画決定が必ずしも要らず、手続きに時間がかからないと目されたことが大きな魅力であったようだ。

平面図 Before

平面図 After

【赤坂インターシティ・ホーマットバイカウントの概要】
物件名称 : 「赤坂インターシティ」(低層部/オフィス&商業ゾーン)
         「ホーマットバイカウント」(高層部/高級賃貸住宅ゾーン)
所在 : 東京都港区赤坂一丁目11番44号(赤坂インターシティ)
      東京都港区赤坂一丁目11番40号(ホーマットバイカウント)
竣工 : 2005年2月28日
敷地面積 : 8,019.93㎡
延床面積 : 74,592.86㎡
階数 : 地上29階、地下3階
高さ : 134.77m
建築主 : 興和不動産株式会社
設計監理 : 株式会社 日本設計
住宅設計監理 : ホーマットホーム株式会社

写真・図版・文 大場雅仁
㈱東急設計コンサルタント 建築設計本部都市計画グループ部長
(技術士・土地区画整理士・再開発プランナー)

※)敷地整序型土地区画整理事業 : 街区レベルでの「ミニ区画整理事業」よりもさらに小規模の、敷地レベルで行うことができる土地区画整理事業。既成市街地内の一定の基盤整備がなされている地域で、空地、駐車場等の小規模かつ不整形で散在した低未利用地の有効利用を特に進める必要がある地区が対象となる。都市計画決定を必要としない(事業化までの期間が短くて済む)、公共施設整備基準が緩和される(減歩が少なくて済む)、柔軟な区域設定が可能、といった特徴がある。

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