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『不動産フォーラム21』 今月の表紙

(公財)不動産流通推進センター(旧 不動産流通近代化センター)編集・発行(発売:(株)大成出版社)の月刊誌『不動産フォーラム21』では、2009年1月号より、表紙及び表紙裏において、特徴のある都市開発プロジェクトを取り上げています。ここでは、その内容を転載するとともに、写真の別カットなども加えてご紹介します。

2009年1月号 2009年2月号 2009年3月号 2009年4月号
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  ((公財)不動産流通推進センターのウェブサイトへ)

2009年4月号 芝浦アイランドA3街区 ブルームタワー

『不動産フォーラム21』2009年4月号表紙

運河沿いに整備された1周約1.3kmの遊歩道を、春の暖かい木漏れ日に誘われて犬を連れて散歩する人、ジョギングする人、子供連れの家族などが行き来する。
昨秋竣工したブルームタワーをもって全体の完成を見た芝浦アイランドは、JR田町駅から徒歩10分程に位置し、旧都電操車場と三井製糖工場の跡地(約6.2ha)を官民一体で開発したプロジェクトだ。都心エリアの定住回復と都市環境改善を目的に、多様な都市型住宅と公共施設等の整備を推進する地域として、平成11年に全国で初めて高層住居誘導地区※)に指定された。
公園、区画道路等の基盤は都市再生機構と港区が特定住宅市街地総合整備促進事業(現住宅市街地総合整備事業)の施行者となり整備した後、北地区A1・A3街区は民間事業者が民間供給支援型賃貸住宅制度により70年間の定期借地方式で賃貸住宅を、北地区A2街区・南地区は土地を取得した民間事業者が分譲住宅を、それぞれ建設した。これにより両地区併せて総戸数約4,000戸、人口約10,000人に上る新しい街が誕生した。
ブルームタワーが建つA3街区は、高層住居棟だけでなく、運河沿いの低層部に医療クリニック、高齢者向け住宅、フィットネス施設、幼稚園・保育園が整備され、幅広い年齢層や家族構成、ライフスタイルに応じた新しい時代の生活空間が提案されている。

ブルームタワー

平面図 Before

平面図 After

物件名称 : 芝浦アイランドA3街区ブルームタワー
用途 : 共同住宅、高齢者向け住宅、医療クリニック、
      フィットネス施設
所在 : 東京都港区芝浦四丁目20番2号
竣工 : 平成20年9月
敷地面積 : 13,846.67㎡
延床面積 : 97,041.46㎡
階数 : 地上48階
高さ : 167m
建築主 : 三井不動産、大和ハウス工業、ケンコーポレーション、
        新日鉄都市開発、オリックス不動産
設計 : 清水建設

写真・図版・文 大場雅仁
㈱東急設計コンサルタント 建築設計本部都市計画グループ部長
(技術士・土地区画整理士・再開発プランナー)

※)高層住居誘導地区 : 平成9年の都市計画法の改正により設けられた地域地区の一つ。住居と住居以外の用途とを適正に配分し、利便性の高い高層住宅の建設を誘導するため、第一種住居地域、第二種住居地域、準住居地域、近隣商業地域又は準工業地域で、都市計画において容積率が400%または500%と定められた地域内に指定される。この地区については、都市計画に容積率の最高限度、建ぺい率の最高限度及び敷地面積の最低限度を定めることとされている(容積率以外は、その地区の市街地の環境を確保するため必要な場合のみ)。
建築物の延べ床面積の3分の2以上を住宅とし、敷地面積の最低限度以上の敷地(最低限度が設けられている場合)を確保することで、その高層住居誘導地区に関する都市計画に定められた値まで容積率が緩和される(もともと定められた容積率の1.5倍以下で、建築物の延べ面積に対する住宅部分の床面積の合計の割合に応じて政令で定める方法により算出した数値までの範囲内)。道路幅員による容積率制限の緩和、道路斜線制限及び隣地斜線制限の緩和、日影規制の不適用などの措置が講じられ、通常よりも大きな建物の建設が認められることになる。

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