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『不動産フォーラム21』 今月の表紙

(公財)不動産流通推進センター(旧 不動産流通近代化センター)編集・発行(発売:(株)大成出版社)の月刊誌『不動産フォーラム21』では、2009年1月号より、表紙及び表紙裏において、特徴のある都市開発プロジェクトを取り上げています。ここでは、その内容を転載するとともに、写真の別カットなども加えてご紹介します。

2009年1月号 2009年2月号 2009年3月号 2009年4月号
2009年5月号 2009年6月号 2009年7月号 2009年8月号
2009年9月号 2009年10月号 2009年11月号 2009年12月号
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 『不動産フォーラム21』最新号の内容は…
  ((公財)不動産流通推進センターのウェブサイトへ)

2009年5月号 赤坂サカス

『不動産フォーラム21』2009年5月号表紙

2008年の早春に開業した「赤坂サカス」は、東京放送(TBS)が94年に本社を移転したことで生まれた旧社屋跡地など約3.3haを対象とする「赤坂五丁目TBS開発計画」と呼ばれたプロジェクトである。
TBSの赤坂進出は古く、半世紀ほど前にまで遡る。以来、この地に5ha超の土地を有することとなったが、同社はこれまでそれらを有効利用してきたとは言い難かった。そうした中、新世紀を前にIR優先の流れから不動産事業進出を余儀なくされ、三井不動産をプロジェクトマネージャーに迎えた2000年、当プロジェクトを本格的に始動させることとなった。
他の在京民放キー局が、社屋移転に伴い湾岸エリアに新しい街を造ったり、大規模な再開発事業により既存の街を一変させたりしている中で、赤坂サカスは明らかにそれらとは一線を画す。赤坂に根付いてきたTBSは「赤坂の記録と記憶」を標榜し、既存の街とのつながりにこだわり、様々なかたちで赤坂の歴史・文化との融合・共存を図っている。
土地を開発許可で、建築を総合設計※)で行った当プロジェクトは、中核をなす事務所棟「赤坂Bizタワー」のほか、1,324席を有する劇場棟「赤坂ACTシアター」、1,418席のライブハウス「赤坂BLITZ」、133戸の賃貸住宅棟「Akasaka The Residence」から構成され、それらが桜並木の続く緩やかな坂で相互に結ばれている。

赤坂サカス

平面図 Before

平面図 After

物件名称 : 赤坂サカス
用  途 : 事務所、店舗、駐車場、劇場他
所  在 : 東京都港区赤坂五丁目3番地1号
竣  工 : 2008年1月
敷地面積 : 33,095.74㎡(街区全体)
延床面積 : 186,865.57㎡(赤坂Bizタワー)
         8,139.47㎡(赤坂ACTシアター・赤坂BLITZ)
         23,456.13㎡(Akasaka The Residence)
階  数 : 地上39階、地下3階、塔屋1階(赤坂Bizタワー)
        地上4階、地下1階(赤坂ACTシアター・赤坂BLITZ)
        地上21階、地下1階、塔屋1階(Akasaka The Residence)
高  さ : 179.25m(赤坂Bizタワー)
        28.9m(赤坂ACTシアター・赤坂BLITZ)
        79.58m(Akasaka The Residence)
建築主 : 株式会社東京放送
設  計 : 久米設計株式会社

写真・図版・文 大場雅仁
㈱東急設計コンサルタント 建築設計本部開発企画グループチーフプランナー
(技術士・土地区画整理士・再開発プランナー)

※)総合設計制度 : 一定規模以上の敷地(用途地域などにより異なるが、少なくとも500㎡以上)で、敷地内に一定割合以上の空地を有する建築物について、敷地内に歩行者が日常自由に通行又は利用できる空地(公開空地)を設けることなどにより、市街地の環境の整備改善に資すると認められる場合に、計画を総合的に判断して、特定行政庁の許可により、容積率制限や斜線制限、絶対高さ制限が緩和される制度(建築基準法第59条の2)。昭和45年に創設され、その後、市街地住宅総合設計制度(昭和58年創設)、都心居住型総合設計制度(平成7年創設)、敷地規模型総合設計制度(平成9年創設)と拡充されている。

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