ホーム > 『不動産フォーラム21』 今月の表紙(2011年10月号)
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『不動産フォーラム21』 今月の表紙

(公財)不動産流通推進センター(旧 不動産流通近代化センター)編集・発行(発売:(株)大成出版社)の月刊誌『不動産フォーラム21』では、2009年1月号より、表紙及び表紙裏において、特徴のある都市開発プロジェクトを取り上げています。ここでは、その内容を転載するとともに、写真の別カットなども加えてご紹介します。

2011年1月号 2011年2月号 2011年3月号 2011年4月号
2011年5月号 2011年6月号 2011年7月号 2011年8月号
2011年9月号 2011年10月号 2011年11月号 2011年12月号
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 『不動産フォーラム21』最新号の内容は…
  ((公財)不動産流通推進センターのウェブサイトへ)

2011年10月号 大崎ウエストシティタワーズ

『不動産フォーラム21』2011年10月号表紙

大崎駅周辺は、本誌2011年1月号でも紹介したように、近年の東京で様変わりしたエリアのひとつである。もちろん、2002年に都市再生特別措置法に基づく都市再生緊急整備地域として指定されたことが大きい。今回紹介するのは、その指定された大崎駅周辺地域(約60ha)の南端に位置する大崎駅西口中地区市街地再開発事業の施設建築物だ。都内で2番目となる都市再生特別地区の指定も受けており、いわゆる法定再開発との併用は首都圏第1号となった。
従前は、駅前の工場街区に隣接した木造住宅密集市街地で、都市基盤が脆弱だった。このため、市街地再開発事業により、副都心にふさわしい業務や住宅への土地利用転換を図りつつ公共施設整備を進め、防災性や安全性を強化し、魅力ある都市環境を創出しようと準備組合が設立されたのが1994年である。その後、経済環境の停滞もあってこの地区の動きも滞るが、前述の2002年の緊急整備地域の指定から急展開し、04年策定の「大崎駅周辺地区都市再生ビジョン」を受けて、都市再生特別地区の都市計画提案を行い、05年3月に都市計画決定された。間髪置かず同年5月には市街地再開発事業の組合設立認可に至っている。なんと都市計画提案から数えて7ヶ月という短期間での認可取得である。
屋上・壁面緑化によるヒートアイランド※)対策、百反通り沿いの街並み形成、認可保育所や地域センターなどの整備により獲得した350%の割増容積を活用して、大崎の新たなランドマークとなるツインタワーを実現した。

大崎ウエストシティタワーズ

map

bloc plan

物件名称 : 大崎ウエストシティタワーズ
所  在 : 東京都品川区大崎二丁目247番1
用  途 : 住宅、事務所、店舗、保育所、駐車場
竣  工 : 平成21年8月
敷地面積 : 14,289㎡
延床面積 : 129,093㎡
階  数 : 地上39階、塔屋1階、地下2階(W棟)
        地上39階、塔屋1階、地下2階(E棟)
高  さ : 約129m(W棟・E棟)
建築主 : 大崎駅西口中地区市街地再開発組合
設  計 : UG都市建築

写真・図版・文 大場雅仁
㈱東急設計コンサルタント 土木設計本部開発企画部長
(技術士・土地区画整理士・再開発プランナー)

※)ヒートアイランド : ヒートアイランド(heat island)とは、都市部の気温が郊外部よりも高くなる現象のこと。直訳すると「熱の島」となるが、これは、気温の分布図を描くと高温域が都市部を中心に島のような形状に分布することに由来する。この現象の要因としては、土地利用の影響(地表面がアスファルト等に覆われている)、建築物の影響(コンクリートの建築物が日中に蓄積した熱を夜間に放出する)、人工排熱の影響などが挙げられる。(参考:気象庁ウェブサイト)

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