ホーム > 『不動産フォーラム21』 今月の表紙(2011年7月号)
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『不動産フォーラム21』 今月の表紙

(公財)不動産流通推進センター(旧 不動産流通近代化センター)編集・発行(発売:(株)大成出版社)の月刊誌『不動産フォーラム21』では、2009年1月号より、表紙及び表紙裏において、特徴のある都市開発プロジェクトを取り上げています。ここでは、その内容を転載するとともに、写真の別カットなども加えてご紹介します。

2011年1月号 2011年2月号 2011年3月号 2011年4月号
2011年5月号 2011年6月号 2011年7月号 2011年8月号
2011年9月号 2011年10月号 2011年11月号 2011年12月号
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 『不動産フォーラム21』最新号の内容は…
  ((公財)不動産流通推進センターのウェブサイトへ)

2011年7月号 横浜ダイヤビルディング

『不動産フォーラム21』2011年7月号表紙

平成18年に開業した商業施設「横浜ベイクォーター」と同じ敷地にある当ビルは、再開発地区計画(平成2年都市計画決定)により国際文化都市横浜を志向し、快適な都市環境の創出を図った横浜ポートサイド地区における大型複合開発の最終プロジェクトである。
低層部の店舗は、ベイクォーターのアネックスとして位置づけられており、双方の相乗効果を狙って回遊性を高める動線計画となっている。これらの多くは地区施設に指定され、街区内で完結することなく、西側のベイクォーターウォークを介して横浜駅きた東口や、隣接する「ナビューレ横浜タワーレジデンス」(平成19年竣工)の敷地を経由して東側のポートサイド公園方面などと連絡している。このため、商業施設を利用する来街者だけでなく、高層部で働くオフィスワーカーにとっても利便性が高い。
そうした歩行者ネットワークの充実もさることながら、このビルの売りは、CASBEE横浜認証制度※)で最高位評価「Sランク」を受けた環境性能にある。建築的手法、設備的手法を駆使し、さらに自然エネルギーを利用するなど、さまざまな環境配慮がなされている。
とりわけ、国内初となる建材一体型太陽光発電パネルが組み込まれた建物西面の設備機器スペース(約1,500㎡)のガラスカーテンウォールは、機器の保護と外装デザインの連続性を両立させており、特筆に価する。

横浜ダイヤビルディング

map

bloc plan

物件名称 : 横浜ダイヤビルディング
所  在 : 横浜市神奈川区金港町
用  途 : 事務所、商業、駐車場
竣  工 : 平成21年12月
敷地面積 :  13,820㎡(1期ベイクォーター部分を含む)
延床面積 : 69,967㎡
階  数 : 地下2階、地上31階、塔屋2階
高  さ : 155m
建 築 主 : 三菱倉庫
設  計 : 三菱地所設計(基本設計、実施設計、設計監修)
        竹中工務店(実施設計)

写真・図版・文 大場雅仁
㈱東急設計コンサルタント 土木設計本部開発企画部長
(技術士・土地区画整理士・再開発プランナー)

※)CASBEE横浜認証制度 : CASBEEとは、省エネや省資源・リサイクル性能といった環境負荷削減の側面のほか、室内の快適性や景観への配慮といった環境品質・性能の向上の側面も含めた建築物の環境性能を総合的に評価するシステム(2010年2月号「今月の表紙」の※参照)。建築物は地域の特性に応じて環境配慮を実現すべきものであるという考え方に基づき開発されており、政令指定都市を中心に、「建築物環境配慮制度」の届出制度などにCASBEEが活用されている。2011年3月末現在、全国23の自治体で、一定規模以上の建築物を建てる際に環境計画書の届出を義務付けており、その際にCASBEEによる評価書の添付が必要となる。横浜市では2005年7月に導入され、届出件数は2010年3月末現在で470件となっている。(2010年4月1日より、届出対象が床面積2,000㎡以上の建築物となった。)横浜市の認証制度(横浜市建築物環境配慮評価認証制度。平成18年4月〜)は、建築主の環境に対するCSR(企業の社会的責任)を促進するため、希望者に対し、学識経験者の評価を踏まえ、市が認証するもの。

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