ホーム > 『不動産フォーラム21』 今月の表紙(2013年5月号)
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『不動産フォーラム21』 今月の表紙

(公財)不動産流通推進センター(旧 不動産流通近代化センター)編集・発行(発売:(株)大成出版社)の月刊誌『不動産フォーラム21』では、2009年1月号より、表紙及び表紙裏において、特徴のある都市開発プロジェクトを取り上げています。ここでは、その内容を転載するとともに、写真の別カットなども加えてご紹介します。

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  ((公財)不動産流通推進センターのウェブサイトへ)

2013年5月号 浅草文化観光センター

『不動産フォーラム21』2013年5月号表紙

その建物はまるで、対面する浅草・雷門とその後ろに控える浅草寺をリスペクトして、お辞儀をしているようなユーモラスな佇まいを見せる。
その建物──浅草文化観光センターは、「探せる・見せる・支える」をコンセプトとして、台東区を訪れる多くの来街者に役立つ情報・サービスを提供する公共観光案内施設である。
明るい吹き抜けが開放的な1階と2階には、4ヶ国語に対応した観光案内ロビー、観光情報コーナー、外貨両替所などが設置され、3階から7階に各種会議室、旅行団体支援スペース、多目的スペース、展示スペースがある。そして最上階には展望テラス・喫茶室が設置されており、東京スカイツリーなどを望む絶好のビュー・ポイントとなっている。
この地に台東区が観光案内所を開設したのは1985年のことだった。当時、銀行の支店だった二階建ての建物と土地を台東区が買い取ったのである。その後、利用客は年々増え続け、2008年度には約55万人が訪れた。しかし、老朽化が著しいことなどから区は新たなセンターの整備を計画し、「二段階方式公募型設計提案競技※)」を経て、2012年4月のオープンに至っている。
切妻屋根の平屋を幾層にも積み重ねたように見える和の建築は、浅草の街並み──すなわち雷門通りや仲見世に代表される界隈性─を垂直方向に延長し、観光名所に相応しい多様なプログラムを包み込む。

浅草文化観光センター

Map

Block Plan

物件名称 : 浅草文化観光センター
所  在 : 東京都台東区雷門2丁目18番9号
用  途 : 用途観光施設
竣  工 : 平成24年2月
敷地面積 : 約326㎡(全体)
延床面積 : 約2,160㎡(全体)
高  さ : 約39m
階  数 : 地上8階、地下1階
建 築 主: 吉住 弘(東京都台東区長)
設  計 : 隅研吾建築都市設計事務所

写真・図版・文 大場雅仁
㈱東急設計コンサルタント  執行役員 事業企画室長
(技術士・土地区画整理士・再開発プランナー)

※)設計提案競技 : 発注者が複数の設計者から対象プロジェクトについての「設計案」の提出を求め、その中から最も良い「設計案」を選び、その提案者を設計者に指名する方式。発注者は、複数の具体的な設計案の中から優れた案を選ぶことができ、設計者は、設計案が良ければ過去の経験や実績にとらわれず選ばれる可能性がある。

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