ホーム > 『不動産フォーラム21』 今月の表紙(2010年2月号)
ホーム
不動産コンサルティングを依頼したい方
不動産コンサルティングのモットー
不動産コンサルティングのフローチャート
こんな相談にお応えしています
コンサルティング技能登録者を探す
コンサルティングの報酬
不動産コンサルティング技能試験を受験したい方
不動産コンサルティング試験
基礎教育
不動産コンサルティング技能登録者の方
マイページログイン
お知らせ
便利ツール
専門教育
 
不動産コンサルティングQ&A
 
不動産コンサルティング制度について
中央協議会の概要
地方協議会の概要
 
新着情報
 

『不動産フォーラム21』 今月の表紙

(公財)不動産流通推進センター(旧 不動産流通近代化センター)編集・発行(発売:(株)大成出版社)の月刊誌『不動産フォーラム21』では、2009年1月号より、表紙及び表紙裏において、特徴のある都市開発プロジェクトを取り上げています。ここでは、その内容を転載するとともに、写真の別カットなども加えてご紹介します。

2010年1月号 2010年2月号 2010年3月号 2010年4月号
2010年5月号 2010年6月号 2010年7月号 2010年8月号
2010年9月号 2010年10月号 2010年11月号 2010年12月号
       他の年の「今月の表紙」は…

 『不動産フォーラム21』最新号の内容は…
  ((公財)不動産流通推進センターのウェブサイトへ)

2010年2月号 日産自動車グローバル本社

『不動産フォーラム21』2010年2月号表紙

横浜駅から横浜そごうを通り抜け、帷子川に架かる「はまみらいウォーク」を渡ると、いつの間にかこの建物の中にいる。
MM21地区への歩行者動線確保のために、みなとみらい21中央地区地区計画の地区施設として位置づけられた歩行者通路が建物内を貫いているからだ。これにより、この建物がMM21地区へのゲートの役割を果たしている。自動車ショールームをもつ民間企業の本社ビルに公共性の高い歩行者通路を併せ持たせたことは、カルロスゴーンCEO直轄のプロジェクトとして、計画当初から一貫して明確な戦略と期待のもとに進められたことが大きい。また「設計+施工チームのコンペ」により、計画から設計・施工までの全期間において設計者が一貫して責任をもち、事業主と一体になってプロジェクトが進められたこともこの空間の実現に大きく寄与している。
なおこの建物は、環境面にも配慮し、太陽光の有効活用や外気の導入等によりCASBEE(建築物総合環境性能評価システム)※)の最高ランクであるSクラスの取得、環境省のクールシティ認証も得ている。

日産自動車グローバル本社

map

around the site

物件名称 : 日産自動車グローバル本社
用  途 : 事務所・ギャラリー
所  在 : 神奈川県横浜市西区高島一丁目1番1号
竣  工 : 2009年8月
敷地面積 : 10,000.14㎡
建築面積 : 9,009.16㎡
延床面積 : 92,102.89㎡
階  数 : 地上22階地下2階
高  さ : 99m
建築主 : 日産自動車
設  計 : 谷口吉生(設計監督)、竹中工務店

写真・図版・文 大場雅仁
㈱東急設計コンサルタント 建築設計本部開発企画グループチーフプランナー
(技術士・土地区画整理士・再開発プランナー)

※)CASBEE(建築物総合環境性能評価システム) : CASBEE(キャスビー)(Comprehensive Assessment System for Built Environment Efficiency)とは、省エネや省資源・リサイクル性能といった環境負荷削減の側面のほか、室内の快適性や景観への配慮といった環境品質・性能の向上の側面も含めた建築物の環境性能を総合的に評価するシステムのこと。国土交通省の主導の下、2001年から(財)建築環境・省エネルギー機構内に設置された委員会において開発が進められている。
(1)建築物のライフサイクルを通じた評価ができること、(2)「建築物の環境品質・性能」と「建築物の環境負荷」の両側面から評価すること、(3)「環境効率」の考え方を用いて新たに開発された評価指標「BEE(建築物の環境性能効率、Building Environmental Efficiency)」で評価する、という3つの理念に基づいて開発され、2002年には最初の評価ツール「CASBEE-事務所版」が、その後2003年7月に「CASBEE-新築」、2004年7月に「CASBEE-既存」、2005年7月には「CASBEE-改修」が完成した。
BEEによるランキングでは、「Sランク(素晴らしい)」から、「Aランク(大変良い)」「B+ランク(良い)」「B-ランク(やや劣る)」「Cランク(劣る)」という5段階の格付けが与えられる。
(参考:(財)建築環境・省エネルギー機構ウェブサイト)

ページトップ