『不動産フォーラム21』 今月の表紙

二子玉川駅の改札を出ると天空光が注ぎ、大きく開放されたガレリア※）に自然と足がのびる。ここ二子玉川ショッピングセンターをつくった二子玉川東地区市街地再開発事業は、5つの街区からなる総開発面積約11.2haの民間再開発としては都内最大級の再開発事業である。計画地は全体で約1㎞に及ぶ長い形状であることから、それぞれの街区の建物を宝石にみたて、それをリボンでつなぐイメージで遊歩道がつくられている。
その起点となるガレリアは人と出会い、集い、眺めを楽しみ、そして休息をとる場所として捉え、1階レベルでは様々な活動が行える空間として計画されている。2階から5階は連絡通路で接続され、そこからもガレリア内の人の動きを見渡すことができる。一部の街区では未だ工事中であり、全街区が竣工するのは平成27年の予定である。

物件名称　：　二子玉川ライズショッピングセンタービル
　　　　　　　　（二子玉川東地区第一種市街地再開発事業1-b街区）
用　　途　：　店舗、事務所、駐車場
所　　在　：　東京都世田谷区
竣　　工　：　平成22年11月
敷地面積　：　13,417㎡
建築面積　：　9,800㎡
延床面積　：　106,700㎡
階　　数　：　地上16階地下2階
高　　さ　：　 82m（オフィス棟）、46m（商業棟）
建　築　主　：　二子玉川東地区市街地再開発組合
デザイン監修　：　コンラン＆パートナーズ
設　　計　：　RIA、東急設計コンサルタント、日本設計