ホーム > 『不動産フォーラム21』 今月の表紙(2014年6月号)
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『不動産フォーラム21』 今月の表紙

(公財)不動産流通推進センター(旧 不動産流通近代化センター)編集・発行(発売:(株)大成出版社)の月刊誌『不動産フォーラム21』では、2009年1月号より、表紙及び表紙裏において、特徴のある都市開発プロジェクトを取り上げています。ここでは、その内容を転載するとともに、写真の別カットなども加えてご紹介します。

2014年1月号 2014年2月号 2014年3月号 2014年4月号
2014年5月号 2014年6月号 2014年7月号 2014年8月号
2014年9月号 2014年10月号 2014年11月号 2014年12月号
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 『不動産フォーラム21』最新号の内容は…
  ((公財)不動産流通推進センターのウェブサイトへ)

2014年6月号 読売新聞東京本社ビル

『不動産フォーラム21』2014年6月号表紙

世界一の発行部数を誇る読売新聞社は、ここ大手町で約40年間にわたって新聞の編集から印刷、発行までを行ってきた。
新聞社の使命は、新聞を媒体として世の中に最新の情報を発信することである。この建て替えられた読売新聞東京本社ビルは、その使命を未来永劫継続すべく、如何なる非常事態においても新聞の発行が続けられるように、優れた防災機能を有する設計がなされた。
建物は、同規模のビルよりも鉄骨を3割以上多く使うことで高い強度を確保するとともに、粘性体制振壁や連層耐震ブレース、アクティブマスダンパーを多用することで柔軟性も確保する。また、建設中に発生した東日本大震災を機に計画変更をし、長周期地震動を抑える装置を4基導入した。さらには、19箇所の入口全てに可動式防潮板を設置し、洪水対策も万全としている。その他にも、2,000kWの非常用発電機を2台備え、最大1,060人の帰宅困難者を受け入れるスペースを確保するなど、まさしく如何なる状況下でも新聞社としての使命を果たさんとする意思が感じられる。
デザインは、新聞をモチーフとした「紙」、「印刷」、「編む」をテーマとし、和紙ガラスや木を編んだようなデザインが床、壁、天井などの至る所で施されており、実に繊細で美しい。
この建物には、オフィス用途のほか、ホール、ギャラリー、新聞教室など情報発信の拠点として相応しい、地域に開かれた用途が入る。これらの地域貢献施設により、容積率は1,300%、高さは大丸有地区※)最高の200mのビルとなっている。

読売新聞東京本社ビル

before

after

所  在:東京都千代田区大手町1- 7- 1
用  途:事務所、劇場、店舗、集会場、診療所、保育所、
      飲食店、物販店、自動車車庫
竣  工:平成25年11月
敷地面積:約 6,142.08㎡
延床面積:約 89,650.99㎡
高  さ:約200m
階  数:地下3階、地上33階
事 業 主:読売新聞東京本社
設  計:日建設計

写真・図版・文 大場雅仁
㈱東急設計コンサルタント  執行役員 事業企画室長
(技術士・土地区画整理士・再開発プランナー)

※)大丸有地区 : 東京都千代田区の大手町・丸の内・有楽町の3つの町を合わせたエリアのこと。立地条件等を活用しつつ、千代田区の街づくり方針に沿った積極的な街づくりに取り組んでいくため、1988年に地権者によって「大手町・丸の内・有楽町地区再開発計画推進協議会」が設立された(2012年に「一般社団法人大手町・丸の内・有楽町地区まちづくり協議会」へと組織変更)。

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