ホーム > 『不動産フォーラム21』 今月の表紙(2014年8月号)
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『不動産フォーラム21』 今月の表紙

(公財)不動産流通推進センター(旧 不動産流通近代化センター)編集・発行(発売:(株)大成出版社)の月刊誌『不動産フォーラム21』では、2009年1月号より、表紙及び表紙裏において、特徴のある都市開発プロジェクトを取り上げています。ここでは、その内容を転載するとともに、写真の別カットなども加えてご紹介します。

2014年1月号 2014年2月号 2014年3月号 2014年4月号
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2014年8月号 横浜アイマークプレイス

『不動産フォーラム21』2014年8月号表紙

横浜みなとみらい21地区については、ここでもこれまでに再三紹介してきているが、職・住・商の集積が進む街としての先進性にのみ着目し、その安全性については触れてこなかった。埋立地でありながら、東日本大震災の際に液状化等の被害がゼロであったことは特筆すべきである。
当ビルの建つ46街区には、かつて「横浜ジャックモール」という商業施設があり、地域住民から一定の支持を得ていた。にもかかわらずオフィス中心のビルを建てたのは、3.11の際に旧市街地の老朽化したオフィスビルで相応の被害が散見され、安全なみなとみらい21地区に最新鋭のビルを建てれば一定の需要が見込まれると考えたからだという。
当ビルは国内最大級の1フロア約1,700坪というメガプレートにばかり眼がいくが、最大の特徴はやはり「ecoBCP」という概念だろう。即ち、非常時の事業継続機能(BCP)を確保した上での平常時の節電・省エネ(eco)を実現する対策のことである。
BCPとしては、みなとみらい21地区では3.11以降初のオフィスビルとなる使命も大きく、最新の免震構造を採用し、72時間分のバックアップ電源の確保等を図っている。一方ecoとしては、全館LED照明の採用やBEMSの導入のほか、電力・空調の見える化により、削減量に応じてエネルギーコストの還元を行う等、ビル利用者の省エネ意識を高める取組みも行っている。
その結果、国内トップクラスの卓越した「環境・社会への配慮」がなされたビルとして「Platinum (plan) 2013」※)の認証が付与されている。

横浜アイマークプレイス

before

after

所  在:横浜市西区みなとみらい4丁目4番5号
用  途:事務所・店舗・駐車場
竣  工:平成26年3月
敷地面積:約 11,484㎡
延床面積:約 97,248㎡
高  さ:約66m
階  数:地上14階、塔屋2階
建築主:清水建設
設  計:清水建設

写真・図版・文 大場雅仁
㈱東急設計コンサルタント  執行役員 事業コンサルティング本部副本部長
(技術士・土地区画整理士・再開発プランナー)

※)Platinum (plan) 2013 : (株)日本政策投資銀行の「DBJ Green Building認証」における最上位の認証(Platinumのほか、Gold、Silver等がある。(plan)は、竣工前の物件を評価していることを示す)。「DBJ Green Building認証」は、対象物件の環境性能に加え、物件を取り巻く様々なステークホルダーからの社会的要請への配慮等を含めた総合評価システムに基づき、現在の不動産マーケットにおいて求められるGreen Buildingを選定・認証するもの((株)日本政策投資銀行ウェブサイトより)。

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